やさしい手のひら・前編【完結】
前の方にいる由里が『何班?』と、聞いてきたので私は
「4班」
と、答えた。すると隣の凌が『俺も』と、由里に言い、それを聞いて由里は『えっー』と驚いた
私だって驚いたもん、由里も驚くよね
「一緒だな」
「うん・・・」
健太になんて言おう。別に自分から言わなくてもいいよね、まだ先のことだし・・・
「みんな自分の班わかったか?わかったら班ごとになってくれー」
担任の指示により、私と凌の机の回りに同じ4班の人達が集まった
「エヘヘ」
一人で笑っている由里がいて、
「えっー由里も4班なの?」
「そういうことっ」
「よかった」
また偶然にも由里と同じ班になれた
ちょっと頭のよさそうな鈴木くんが
「班長決めるけど・・・じゃんけんでいい?」
みんな鈴木くんの指示に従って、うんうんと頷いた
「じゃ、じゃんけんということで・・・」
私は何も考えずにパーを出した
みんなの手を見てみると、私と凌だけがパーでみんなチョキだった・・・
「えっーやだ」
負けたのは私と凌だけ
「本郷と福田がじゃんけんして、班長と副班長決めて」
鈴木くんに言われた
「絶対、私負ける」
「俺、班長でいいよ。亜美は副班長やって」
「でも・・・」
「やりたくないんだろ。じゃあ、俺は班長でいいから」
「・・・」
凌に借りを作るのは嫌だったけど、由里が『そうしときな』と言ったので、私は副班長をすることした
とりあえず班長も決まったのでみんな席に付いた
「ごめんね」
「はあ?別に負けたんだしどっちなっても一緒だろ」
「そうだけど。班長って忙しいし・・・」
「俺一人じゃないし、亜美いるし」
「うん・・・」
どうしてこんなに凌と一緒になるのか・・・
「早速だか、今日班長と副班長帰り残るように」
「えっー」
今日決まっていきなり残れだなんて・・・でも負けちゃったんだから仕方がない
諦めて帰りは残ろうと決めた
「4班」
と、答えた。すると隣の凌が『俺も』と、由里に言い、それを聞いて由里は『えっー』と驚いた
私だって驚いたもん、由里も驚くよね
「一緒だな」
「うん・・・」
健太になんて言おう。別に自分から言わなくてもいいよね、まだ先のことだし・・・
「みんな自分の班わかったか?わかったら班ごとになってくれー」
担任の指示により、私と凌の机の回りに同じ4班の人達が集まった
「エヘヘ」
一人で笑っている由里がいて、
「えっー由里も4班なの?」
「そういうことっ」
「よかった」
また偶然にも由里と同じ班になれた
ちょっと頭のよさそうな鈴木くんが
「班長決めるけど・・・じゃんけんでいい?」
みんな鈴木くんの指示に従って、うんうんと頷いた
「じゃ、じゃんけんということで・・・」
私は何も考えずにパーを出した
みんなの手を見てみると、私と凌だけがパーでみんなチョキだった・・・
「えっーやだ」
負けたのは私と凌だけ
「本郷と福田がじゃんけんして、班長と副班長決めて」
鈴木くんに言われた
「絶対、私負ける」
「俺、班長でいいよ。亜美は副班長やって」
「でも・・・」
「やりたくないんだろ。じゃあ、俺は班長でいいから」
「・・・」
凌に借りを作るのは嫌だったけど、由里が『そうしときな』と言ったので、私は副班長をすることした
とりあえず班長も決まったのでみんな席に付いた
「ごめんね」
「はあ?別に負けたんだしどっちなっても一緒だろ」
「そうだけど。班長って忙しいし・・・」
「俺一人じゃないし、亜美いるし」
「うん・・・」
どうしてこんなに凌と一緒になるのか・・・
「早速だか、今日班長と副班長帰り残るように」
「えっー」
今日決まっていきなり残れだなんて・・・でも負けちゃったんだから仕方がない
諦めて帰りは残ろうと決めた