やさしい手のひら・前編【完結】
たまに部屋の中がシーンとなり、
その微妙な空気が嫌だった
「今日何時まで帰るの?」
凌が聞いてきた
「うーん、別に何時とは決まってないけど…」
私はそう答えた
「…そっか」
何かあるの?手に汗が滲む…
その時、私の指先と凌の指先がぶつかった
ッ!
私と凌は目が合い、見つめ合ってしまった
私は凌の目を反らすことができない
凌は真剣な目で
「亜美…」
凌の右手が私の左頬に触れた
そして左手も私の右頬に触れた
私の心臓はすごい音を打っている
その微妙な空気が嫌だった
「今日何時まで帰るの?」
凌が聞いてきた
「うーん、別に何時とは決まってないけど…」
私はそう答えた
「…そっか」
何かあるの?手に汗が滲む…
その時、私の指先と凌の指先がぶつかった
ッ!
私と凌は目が合い、見つめ合ってしまった
私は凌の目を反らすことができない
凌は真剣な目で
「亜美…」
凌の右手が私の左頬に触れた
そして左手も私の右頬に触れた
私の心臓はすごい音を打っている