やさしい手のひら・前編【完結】
健太に抱っこされてベットへ向かった。私をベットに寝かせ、一枚一枚制服を脱がしていく

「健太・・・」

私は健太の右手を掴み、自分の心臓に健太の右手をあてた

「こんなに私ドキドキしてるよ。何度も健太に抱かれてるけど、いつでもこんなに私はドキドキしてるの。健太だからだよ」

「亜美・・・」

顔を傾け私に優しくキスを落としていく

「健太ぁ」

優しさの中にも激しさもあり、私の一番弱い所を狙ってくる

「イッ・・・・ヤッ・・・ンン」

私は健太の背中に爪を立ててしまう。私の全身がしびれていく。健太がゆっくりと私の中へ入っり、そして早く動き出す

「もう・・・だ・・め」

「アッ・・ンッ」

私は頭の中が真っ白になり、そのまま眠ってしまった


「あっ」

突然目を覚ました

横を見ると、私の方に体を向け寝ている健太がいた。月明かりで見える部屋の時計は10時だった

「また気を失ったんだ・・・」

隣にいる健太の髪の毛を触ってみた

「健太・・・好きだよ」

「俺も好きだよ」

「起きてたのーもぉ」

「亜美」

私を引き寄せ、ギュッーーと強く抱き締めた

「健太、痛いよ」

「もうちょっとこのままでいさせて」

私は無意識に健太の頭を撫でていた

「私ね、凌のこと本気で好きだった。だからはっきり言って忘れられるのか不安だった。でもね、健太が忘れさせてくれた。同じクラスになったこと、私もびっくりしたよ。でも凌が近くにいても、私の気持ちは何も変わらない。今までと同じで健太が好き。だから悩まないで、苦しまないで」

「俺だめだな。亜美のことになると自分じゃなくなる」

「私は嬉しいよ」

健太は私の目を見ながら

「亜美・・・」

私はニコッと微笑み、

「健太は私のものだよ」

そう言って、健太の首に印をつけた。誰が見ても見える所に・・・

そして健太も首筋にはっきりと印を付けてくれた

私達は見つめ合い、お互いの気持ちを確かめ合うように唇を重ねた
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