やさしい手のひら・前編【完結】
凌に送ってもらい家に帰って来た

テーブルの上には健太からもらった指輪と指輪の鍵、そしてクリスマスの時に買ったストラップが置いてあった

テーブルの所に座り、もらった時のことを思い出していた。健太はもうこの2つを投げてしまっただろうか・・・。本当は返せばいいのに私は返す勇気さえもなく、私の所に残ったままだった。小さい箱を出し、私はこの2つを封印することにした。もう開けることがないようにクローゼットの置くに閉まった

2度と開けない、開けてはいけない・・・

一人でいると無償に寂しくなってしまう。ずっと健太と暮らしていたため、一人の部屋が静か過ぎて嫌だった。でもそれも慣れていかないと・・・と思い、CDをかけたり、テレビをつけたりしていた

そのうち自然と眠りについていた・・・
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