やさしい手のひら・前編【完結】
お母さんに『ご飯だよ』と言われて、私は下に下りて行った
健太のことを考えながらご飯を食べていると聞き慣れた声が聞こえた
私は後ろに振り向き、テレビを見ると
Blacksの曲とともに映画の予告編が流れ、健太の久しぶりの歌声を聞いた
目の奥が熱くなり、また涙が出そうになる。ここで泣いてはいけないと思い目を閉じ涙を押さえた
予告編はCMのためすぐに終わってしまったけど、健太の声だけが私の耳に残っていた
写真も見て、声も聞いた。でも健太自身に会えない
「ごちそうさま」
私は全部ご飯を食べれず、また自分の部屋へ戻った
ベットに横たわり目を瞑ると健太のことが頭に浮かぶ
きっと必死になって、一生懸命仕事をしているんだろうな・・・
そんなことを考えていた
携帯を開け、健太の番号を出してみた。かけることも出来ない健太の番号。いっそのこと消してしまえばいいのに消すことができない。どこかで繋がっていたいという私の未練だった
健太のことを考えながらご飯を食べていると聞き慣れた声が聞こえた
私は後ろに振り向き、テレビを見ると
Blacksの曲とともに映画の予告編が流れ、健太の久しぶりの歌声を聞いた
目の奥が熱くなり、また涙が出そうになる。ここで泣いてはいけないと思い目を閉じ涙を押さえた
予告編はCMのためすぐに終わってしまったけど、健太の声だけが私の耳に残っていた
写真も見て、声も聞いた。でも健太自身に会えない
「ごちそうさま」
私は全部ご飯を食べれず、また自分の部屋へ戻った
ベットに横たわり目を瞑ると健太のことが頭に浮かぶ
きっと必死になって、一生懸命仕事をしているんだろうな・・・
そんなことを考えていた
携帯を開け、健太の番号を出してみた。かけることも出来ない健太の番号。いっそのこと消してしまえばいいのに消すことができない。どこかで繋がっていたいという私の未練だった