やさしい手のひら・前編【完結】
「もしもし、由里?」
私は、すぐに由里に電話をした
『見た?』
「うん・・・」
私も由里も健太達を見たことで感無量というか、言葉を失くした状態で、胸がいっぱいだった
『懐かしかったね・・・亜美、ちゃんと見たんだね』
「うん、ちゃんと見てたよ。由里が教えてくれなかったら、私知らないままだった」
『そっか・・・よかった。どう?見た感想は?』
「うん、泣いちゃった」
『私も泣けたね』
由里も祐介くんを見て泣いたんだね
「もう私達の手の届かない人になっちゃったね」
『そうだね・・・あっ、健太くん指輪してたね』
「うん・・・まだしてたね」
『亜美をまだ好きな証拠だよ』
「どうだろ・・・」
お互い好きでも、どうにもならないんだ
『ツアーやるみたいだよ』
「ツアー?」
『うん。もしかしたらここでやるかもね。絶対見に行こうね!』
「うん、来ればの話だけどね」
来てほしい・・・とは思うけど、会いたいけど、もう会っちゃ行けないような気がするんだ
これだけ有名人になってしまったから、そう簡単に合える訳もないし・・・
「じゃあ、私寝るね」
『うん、明日ね』
私は由里と電話を切り、ため息をついた
健太が指輪をしていたこと思い出し、いろんなことを考えた
指輪が外れなくなったからしているかも、鍵がなくなったからかも、いろんなことが頭の中を駆け回る
私のことをまだ好きだなんて絶対ないと思っていた
私は、すぐに由里に電話をした
『見た?』
「うん・・・」
私も由里も健太達を見たことで感無量というか、言葉を失くした状態で、胸がいっぱいだった
『懐かしかったね・・・亜美、ちゃんと見たんだね』
「うん、ちゃんと見てたよ。由里が教えてくれなかったら、私知らないままだった」
『そっか・・・よかった。どう?見た感想は?』
「うん、泣いちゃった」
『私も泣けたね』
由里も祐介くんを見て泣いたんだね
「もう私達の手の届かない人になっちゃったね」
『そうだね・・・あっ、健太くん指輪してたね』
「うん・・・まだしてたね」
『亜美をまだ好きな証拠だよ』
「どうだろ・・・」
お互い好きでも、どうにもならないんだ
『ツアーやるみたいだよ』
「ツアー?」
『うん。もしかしたらここでやるかもね。絶対見に行こうね!』
「うん、来ればの話だけどね」
来てほしい・・・とは思うけど、会いたいけど、もう会っちゃ行けないような気がするんだ
これだけ有名人になってしまったから、そう簡単に合える訳もないし・・・
「じゃあ、私寝るね」
『うん、明日ね』
私は由里と電話を切り、ため息をついた
健太が指輪をしていたこと思い出し、いろんなことを考えた
指輪が外れなくなったからしているかも、鍵がなくなったからかも、いろんなことが頭の中を駆け回る
私のことをまだ好きだなんて絶対ないと思っていた