やさしい手のひら・前編【完結】
私はその間、急いでジャージを脱ぎ、スカートを履いた

凌のTシャツを脱ぎ、自分のTシャツを掴んだ瞬間

ギュッ

後ろから凌に抱きしめられた

「ちょっと、凌」

「亜美黙って今だけ」

私はブラを付けているだけで、
ほとんど裸の状態で自分が恥ずかしくて、胸を隠した

その時、後ろから私の首筋にキスをした
それも吸い付くように…

「もう、いいよ」

凌は私から離れた

「何?何したの?」

凌はニッと笑っている

背中を向けた瞬間、私は慌てて服を着た

「亜美、おいで鏡見てごらん」

私は凌の部屋の大きな鏡の前に立った。その後ろで凌も一緒に覗いている

私の長い髪を後ろにやり、首筋を出し

「俺のもん」

「キ、キスマーク?」

「そう」

凌はそれだけ言って下に行ってしまった



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