やさしい手のひら・前編【完結】
私は凌にキスマークを付けてもらうことが好き
凌の物っていう証が凌への気持ちを強くしてくれる
これを見るたび私は安心するんだ

凌は私の頭を凌の胸へと引き寄せた

「私嬉しいよ。凌が私を大事にしてくれていることが嬉しい」

私の目からはもう涙が溢れ出ていた

「これからもずっと一緒にいよう。言葉ではなんとでも言えるけど、俺はこれからもこの先も亜美とは一緒にいたいと思ってる」

1つ1つの言葉に嘘はない。そう思えるような凌の言葉だった。

「泣くな」

「だってぇ、感動すること言うからじゃん」

「来月の誕生日は俺んち泊まりね」

突然の発言に私は口がポカーンと開いてしまった

「亜美、口開いてる」

凌が顎を上げてくれる

「二人で誕生日しような」

私の頭を温かい手で撫でてくれた

「うん」

私は嬉しくて嬉しくて仕方がなかった



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