やさしい手のひら・前編【完結】
「あれ?思ったより痛くない」

「だろ、だから言ったじゃん」

耳を触ってみるとピアスが付いている。急いで鏡を覗いてみた

「かわいい」

凌の耳にも同じ物が付いている
これでお揃いが2つになった
でも、もう1つあるんだ

「はい、これ」

「何?俺に?」

「うん。開けてみて」

不思議そうな顔して開けている

「おークロスのネックレスじゃん。もらっていいの?」

「付けてあげる」

凌の後ろに周り、首に付けてあげた

「私とお揃いなんだよ」

首に付いているネックレスを持ち上げて見せた

「嬉しいんだけど」

頬を赤くして凌が照れている

指輪、ピアス、ネックレス
お互いの束縛かもしれないけど、
それが私達の絆だったんだ



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