やさしい手のひら・前編【完結】
「凌、今日の女の子…」

「亜美は気にすることない。亜美がいるのわかってやってることだろ」

「亜美以外からの物は受け取る気ないから」

それはそれで嬉しいんだけどかわいそうな気がした

「ほっとけ」

そう言って優しく私の唇と凌の唇が重なり、深くキスをする

「ンンッ」

凌のキスだけで溺れてしまいそうになる

「亜美んちではしないから」

「なんでぇ」

体が熱くなっている私は凌に聞いた

「亜美のお母さん入って来そうだから」

思わず笑ってしまった
そんなことまで気を使ってくれるんだ

そんな優しさが凌のかっこいいとこだ

「帰るわ」

凌は手を上げて帰って行った



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