やさしい手のひら・前編【完結】
なんでどうしてこんな風になるのだろう
不安で仕方がない
凌は悪くないのに私は凌に八つ当たりをしてしまった
「嬉しい?ちやほやされて?」
「何言ってんの?」
凌の声が怒っている
「だって…」
泣きそうなのをグッと堪えた
「私がいるのになんで近付くの?」
「知らねぇよ」
「でもあの子それでも教室まで来てた」
「お前、俺のこと信じてねぇの?そんなに信じられねぇなら、いいわ」
凌は私に背中を向けて一人で歩いて行ったしまった
ここで追い掛けて謝らなきゃ行けないのに、
私はその一歩が出なかった
一人でそこに立ち止まってしまった
不安で仕方がない
凌は悪くないのに私は凌に八つ当たりをしてしまった
「嬉しい?ちやほやされて?」
「何言ってんの?」
凌の声が怒っている
「だって…」
泣きそうなのをグッと堪えた
「私がいるのになんで近付くの?」
「知らねぇよ」
「でもあの子それでも教室まで来てた」
「お前、俺のこと信じてねぇの?そんなに信じられねぇなら、いいわ」
凌は私に背中を向けて一人で歩いて行ったしまった
ここで追い掛けて謝らなきゃ行けないのに、
私はその一歩が出なかった
一人でそこに立ち止まってしまった