everyday interesting〜アナザーワールドストーリー〜
輪「何が……何が約束よ!!!!」

輪が投げつけた手袋は
増田のもう片方の手袋であった

輪「いいの!?本当に……このまま退学してもいいの!?」

増田「そう言う……約束なんだ」




生徒会室前廊下

敢「行かせるかぁ〜」


敢が大地の片腕を持ち引っ張る

大地「離…せ…白…石!命…令…なんだ〜!!」




再び
生徒会室内


輪廻「………駄目………やっぱり駄目……
あなたに退学してもらう訳には行かない」

そう言うと輪廻は立ち上がり生徒会室を出た

出ると
百メートルも離れていない所に大地と敢がいた

輪は大地の所まで走り
大地の持っていた
退学届けを破った

大地「!!!!…輪……」
敢「おっしゃあ!!!!」
大地「これも……命令か?」

輪廻「命令とか…そんなんじゃない……私の意思だから……」

大地「………そうか」


増田は遠くから見ている

輪廻は増田に近づき言った
輪廻「あなたにはまだまだ苦しんでもらわないと…
だから……駄目…
そうしないと【罪滅ぼし】にならないから」

増田「……………プッ………ハハハハハ」

増田は急に笑い出し言った
増田「引っ掛かったな〜輪!!ハハハハハハハハハハヤバいヤバい……腹筋が……腹筋が崩壊するぅ〜」

輪は唖然としている

増田「退学届けはお前自身で破ったんだ!!これで俺はやめなくて済むわけだ
あー、危ね危ね
大地に退学届け渡された時はかなりビビったが
ありがとさん…敢」

増田と敢「イェェェイ」


増田と敢はハイタッチをした

< 76 / 80 >

この作品をシェア

pagetop