ずっとキミを…
「じゃあ買ってくるから待ってて!!」
レジに駆けて行こうとする夏空を呼び止めた。
「夏空っ!!…たまには俺が買ってやるよ。」
夏空の手からワンピースを奪い、レジに持ってった。
会計を済ませて夏空の元へ戻るとまだ固まってる夏空が。
「はい。」
俺が紙袋を差し出したところでようやく意識が戻ったらしく、どもった返事が返ってきた。
「えっ!?あっ…あ、ありがとう!!」
「どういたしまして。」
その笑顔が見れるなら何着だって服くらい買ってやるわ…