いちごケーキ



「…なんもないよ?いつもと一緒♪」



あたしは満面の笑みで言った。



翔くんは、そんなあたしに一瞬、怪訝そうな顔をした後、笑って「そっか。」と言った。



たぶんあたしの強がりはバレてると思うけど翔くんはそれ以上、何も聞いてこなかった。



逆に、面白い話をいっぱいしてくれた。



そのおかげで昨日のことを忘れて、心から笑えてた。



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