極悪彼氏
押されて膝を着いたあたしに、強烈な平手打ち。
「あたしの琥太郎、返せよ」
別人みたいなコタローの彼女。
返せって…?
「まさか別れたっ…」
「あたしと別れた日、琥太郎の部屋行ったみたいだね」
「なんでっ…」
「謝ろうと思って行ったらアンタが入ってくとこ見ちゃって。元カノ追い出した気分はどう?」
「あたしそんなの知らないっ!!」
「だったら何であたしがフラれんだよ!!」
バシバシ叩かれた。
殴られることには慣れたと思っていても、その指輪は痛いかな…。
またママに心配かけちゃう…。
「やり返さないんだね。カワイイ顔が台無し~」
「あたし…あなたからコタローを取ってないっ…」
「聞いてないから、そんなウソ」
顔の感覚がなくなるっ…。
アレ…今…暖かいのが垂れてきたんだけど…。
水?
じゃなくて…血!?
「あ、ごめん。指輪で切れちゃったみたい」
悪気のないような笑顔っ…。
「あたしの琥太郎、返せよ」
別人みたいなコタローの彼女。
返せって…?
「まさか別れたっ…」
「あたしと別れた日、琥太郎の部屋行ったみたいだね」
「なんでっ…」
「謝ろうと思って行ったらアンタが入ってくとこ見ちゃって。元カノ追い出した気分はどう?」
「あたしそんなの知らないっ!!」
「だったら何であたしがフラれんだよ!!」
バシバシ叩かれた。
殴られることには慣れたと思っていても、その指輪は痛いかな…。
またママに心配かけちゃう…。
「やり返さないんだね。カワイイ顔が台無し~」
「あたし…あなたからコタローを取ってないっ…」
「聞いてないから、そんなウソ」
顔の感覚がなくなるっ…。
アレ…今…暖かいのが垂れてきたんだけど…。
水?
じゃなくて…血!?
「あ、ごめん。指輪で切れちゃったみたい」
悪気のないような笑顔っ…。