極悪彼氏
俺がどんなヤツかなんて、もうわかってんじゃねぇの?



結構前から夢羽とヤりたくて仕方ねぇ。



今はムリだと自分でもわかってるけど、動けるようになったら俺に食われろ。



「イヤがる女を抱く趣味はねぇよ」

「前に襲おうとしたくせに!!」

「アレは…お前に嫌われるので必死だっただけ。今は違うから。覚悟決めとけ」

「それって、あたしが好きって意味でしょ?」

「…………言ってねぇ」

「言われた気がした…」

「冷蔵庫開けっぱにすんなよ」

「今ごまかしたでしょ!!ねぇねぇ、好きなの~?」



うっせぇ…。



だったらなんだよ。



俺は言葉になんかしねぇぞ。



「オイ金髪、あんまりうるせぇとヒヨコ鍋にすんぞコラ」

「ひどいよっ!!ヒヨコじゃないもん!!」

「ヒヨコみてぇなもんだろ」

「じゃあコタローは…ライオンだよ!!」

「カッコイイじゃねぇか。百獣の王」

「ダメダメ!!間違った。やっぱり…チンパンジー」

「死にてぇのか、ヒヨコ…」

「ご、ごめんなさい…」



なんか…楽しいな…。



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