極悪彼氏
ゆっくりと限界
【夢羽】
夏休み直前、コタロー達と3年生の間で大きなケンカ。
いつもは高みの見物に回るコタローも派手に殴り合い。
まだ完治してないはずなのに『俺が治ったって言ったら治ったんだ』と豪語していた。
誰も止めに入れないようなケンカの中心のコタローはやっぱり強い。
ベランダから眺めてるコタローのケンカシーンはなぜか不安にはならない。
「すっごいね~」
「あっ、リク…ちゃん?」
「久しぶり~」
「この前は変なこと言ってごめん」
「別に気にしてないよ、鈴原さんもいろいろ大変そうだから」
「お父さんに会ったよ、ステキな紳士」
「聞いたよ」
「よければ一緒にご飯食べない?」
「彼氏のケンカ見届けないの?」
「大丈夫、コタローは負けない気がするから」
この環境に慣れたのか、あたしが殴られすぎて慣らされたのかはわからない。
ケンカなんて日常茶飯事のできごとだから。
それに、コタローは負けないと思う。
夏休み直前、コタロー達と3年生の間で大きなケンカ。
いつもは高みの見物に回るコタローも派手に殴り合い。
まだ完治してないはずなのに『俺が治ったって言ったら治ったんだ』と豪語していた。
誰も止めに入れないようなケンカの中心のコタローはやっぱり強い。
ベランダから眺めてるコタローのケンカシーンはなぜか不安にはならない。
「すっごいね~」
「あっ、リク…ちゃん?」
「久しぶり~」
「この前は変なこと言ってごめん」
「別に気にしてないよ、鈴原さんもいろいろ大変そうだから」
「お父さんに会ったよ、ステキな紳士」
「聞いたよ」
「よければ一緒にご飯食べない?」
「彼氏のケンカ見届けないの?」
「大丈夫、コタローは負けない気がするから」
この環境に慣れたのか、あたしが殴られすぎて慣らされたのかはわからない。
ケンカなんて日常茶飯事のできごとだから。
それに、コタローは負けないと思う。