極悪彼氏
食われる。



食べられて溶かされる…。



制服の隙間から入ってきた手に過剰反応。



あたしがどうなっちゃうのかわからなくて…。



「怖いっ…」

「あ?」

「おかしくなっちゃう…」

「なれよ。今までにねぇくらい大事に扱ってやる」



あのコタローにそんなこと言われたら流されるしかない。



甘い。



極上に甘い…。



今まで強引だったコタローの指先が、あり得ないほど優しい。



その優しさで誰にも触られたことのない場所に触れられたら、頭が真っ白になりそう。



「顔、エッロ…」

「恥ずかしい…」

「お前は流されときゃいい。でも俺にだけしか流されんなよ?」

「誰か来ちゃうかも…」

「こねぇよ。今来たら殺す」

「お風呂とかシャワーとか…」

「黙らせられてぇか」

「ごめんなさい」



こんなに恥ずかしいことを今まで経験したことがない。



乱された制服の隙間にキスをするコタローにのぼせそう。



カラダが熱くて限界かもしれない。



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