極悪彼氏
意味のわからないことを言いやがった。
お兄ちゃんって?
「ソイツに会ってどうすんだよ」
「わかんない」
「は!?」
「お兄ちゃん、コタローって人を助けたいって言ってた。だからあたしが…お兄ちゃんの代わりにその人を助ける!!」
「お前のアニキって…?」
「鈴原 想羽(ソウ)」
「お前想羽さんの妹か!?」
「うん、鈴原 夢羽。お兄ちゃんを知ってるの?」
「知ってるもなにも…」
想羽さんの…妹…。
あの想羽さんに妹がいたなんて…知らなかった…。
「出て行け」
「オイ…」
「部屋から出せ!!」
あの目は想羽さんの目だ…。
だから見たことがあったんだ…。
「想羽さんの妹だぞ!!」
「出さねぇなら俺が出て行く」
「待てよコタっ!!」
今更どうしようって言うんだ。
そんなめんどくせぇヤツに関わるのなんて願い下げ。
ただ妹ってだけだろ。
教室を出ようとドアを開けた。
お兄ちゃんって?
「ソイツに会ってどうすんだよ」
「わかんない」
「は!?」
「お兄ちゃん、コタローって人を助けたいって言ってた。だからあたしが…お兄ちゃんの代わりにその人を助ける!!」
「お前のアニキって…?」
「鈴原 想羽(ソウ)」
「お前想羽さんの妹か!?」
「うん、鈴原 夢羽。お兄ちゃんを知ってるの?」
「知ってるもなにも…」
想羽さんの…妹…。
あの想羽さんに妹がいたなんて…知らなかった…。
「出て行け」
「オイ…」
「部屋から出せ!!」
あの目は想羽さんの目だ…。
だから見たことがあったんだ…。
「想羽さんの妹だぞ!!」
「出さねぇなら俺が出て行く」
「待てよコタっ!!」
今更どうしようって言うんだ。
そんなめんどくせぇヤツに関わるのなんて願い下げ。
ただ妹ってだけだろ。
教室を出ようとドアを開けた。