極悪彼氏
何がなんだかわからない。



されるがままとはこの事。



コタローの手が気持ちいい…。



「濡れてる」

「触らないで…?」

「愚問だな。バカかテメー」

「やっ…」

「狭っ…。これ、入んの?」



知らないよ!!



究極に恥ずかしいっ…。



他人の事情なんて知らないけど、あたしは今きっと大事に扱われてる。



コタローにしてみれば最上級に優しいかもしれない。



でももうムリ…。



「コタローのお部屋がいい…」

「はぁ!?今この状況でやめるわけ?」

「だってやっぱり気になるし…」

「気になんねぇように集中しろよ」

「お願い、コタロー…。明るいし…恥ずかしくて死んじゃう…」

「…………わかったよ。カバン持ってこい、帰んぞ」



帰ったら食べられる?



いや、結構行くとこまで行った気がするんだけど…。



あぅぅぅぅ~…。



恥ずかしすぎてコタローの顔見れないよぉ~…。



「何してんだ、早くしろよ。むしろ…早く俺のもんになっちまえ」



頭ドッカ~ン!!



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