極悪彼氏
次の日、早めに起きてバイクを取りに行き、そのまま学校。



イズルが夢羽の友達、リクと歩いてる姿を目撃して、なぜかソワソワ…。



コレはイズルがリクに手を出したってことでいいのか…?



俺には関係ないはずなのに。



夢羽が知らないことを先に知っていいもんなのか…。



いつもの教室に行くと、しばらくしてイズルがやってきた。



「あれ!?来たの?」

「バイク取りに行ってそのまま」

「ツキは?」

「うちで寝てる」

「そっか~」



そういや前にリクとイズルはふたりでケーキ食いに行ったんだよな…。



その後はどうなったのか知らない…。



ん~…、聞くべきか。



「お前、リクと付き合ってんの?」

「なんで?」

「さっき一緒にいたから…」

「見てたの?別に付き合ってないよ~」

「夢羽の友達だ。アイツを悲しませるようなことしてほしくねぇから」

「コタちゃんらしくないね~」

「俺も思う」

「リク、食べちゃった」



マジかよ…。



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