極悪彼氏
ツキト、こう言うの好きそうだもんな…。



「なんかカワイイのが二匹いる」

「ムーのママ?」

「そうそう、若いだろ」

「若~い!!ムーと違って美人だね~」

「お前マジでカワイイな!!ペットにしてやろう。まず名前」

「イズル!!」

「よし、あたしの荷物だ。ありがたく運びな」



なんかイズルも夢羽の母ちゃんに懐いちゃってんじゃん…。



イズルは母親がいないからわかる気がするけど。



ツキトは逆に母親ってのが好きじゃねぇからな。



中に入るとこれまた豪華で。



「君が噂の彼氏君?」

「小田切です」

「リクが世話になってるね。コタロー君だっけ?あれ?コジロー君?」

「太郎の方で…」

「ごめんごめん、鈴原が殺すって言ってたから気をつけて」



は!?



俺の抹殺計画でもあんのか!?



子離れしろよ、クソオヤジ。



彼氏がなんだっつーの。



「余計なこと言うなよ?真崎」

「言ってない!!」

「コタちゃんも気にするなよ~」



ギュッと握られた肩に激痛。



< 216 / 480 >

この作品をシェア

pagetop