極悪彼氏
感傷と忍耐
【夢羽】
コタローとパパ。
まるでお兄ちゃんとパパを見てるみたい…。
何かとよく言い合ってた親子だった。
あんな楽しそうなパパは本当に久しぶり…。
ずっと言い合ってるよ…。
「どうしたの?ご飯進んでないけど。口に合わない?」
「そんなことないよ!!おいしい!!」
「ちなみにヒヨコフードはうちにないからね」
リクちゃん、あたしは人間です…。
イズさんのチワワよりひどい気が…。
「なんかいろいろ思い出した」
「どんなこと?」
「お兄ちゃんのこと」
「病気…だったんだっけ…」
「そうそう。自分が長くないってわかってるくせに無茶ばっかりするからよくパパに怒られててね~」
あんな風に…。
今日のあたしダメだ…。
感傷に浸りすぎ。
「ちょっと外行ってくるね」
「ひとりで平気?」
「うん!!」
ワイワイうるさい部屋を出てサンダルを履いた。
庭にある木に寄りかかり、生温い外の空気を感じる。
コタローとパパ。
まるでお兄ちゃんとパパを見てるみたい…。
何かとよく言い合ってた親子だった。
あんな楽しそうなパパは本当に久しぶり…。
ずっと言い合ってるよ…。
「どうしたの?ご飯進んでないけど。口に合わない?」
「そんなことないよ!!おいしい!!」
「ちなみにヒヨコフードはうちにないからね」
リクちゃん、あたしは人間です…。
イズさんのチワワよりひどい気が…。
「なんかいろいろ思い出した」
「どんなこと?」
「お兄ちゃんのこと」
「病気…だったんだっけ…」
「そうそう。自分が長くないってわかってるくせに無茶ばっかりするからよくパパに怒られててね~」
あんな風に…。
今日のあたしダメだ…。
感傷に浸りすぎ。
「ちょっと外行ってくるね」
「ひとりで平気?」
「うん!!」
ワイワイうるさい部屋を出てサンダルを履いた。
庭にある木に寄りかかり、生温い外の空気を感じる。