極悪彼氏
これまたさっぱり意味のわかってない夢羽と一緒にヤツらの家へ。



「そういう話なら僕乗っちゃう~」

「俺も楽しそうだから乗った」

「ツキトと一緒ってのがなぁ~…」

「俺だってヤダ。で、俺たちは何すればいい?」



しばらく直接的な接触はナシだ。



本当に裏切ったかのように見せるため、単独で動いてもらう。



「イズルとツキトにも声かけてくんだろうから。そん時、理由つけて俺から離れたらいい」

「そうだね、自然な感じでね」

「うまく騙せよ?」

「コタちゃんも気をつけてね~」



危ないのは夢羽だ。



想羽さんから女は守れと教えられてる俺たちに対抗すんなら、夢羽に手を出す可能性も低くはない。



しばらく監視決定。



「あんまり家から出んな」

「なんで!?あたし関係ないじゃん」

「俺に関わるってのはそういうこと。何されっかわかんねぇぞ」

「よくわかんないけどコタローが助けてくれるでしょ?」

「お前から目を離す時もある。後悔したくねぇから」

「ん~…、わかった…」



納得してない。



< 236 / 480 >

この作品をシェア

pagetop