極悪彼氏
夢羽が勘違いしてるとしたら…自信喪失してんだろうな。



この容姿だし。



「ゲンジも彼女いるんだって?」

「あぁ」

「なんだか超疎外感!!せっかく琥太郎達と同じ学校選んだのになぁ~」

「別に普通だろ」



俺とお前の関係はなにもかわっちゃいない。



そこに夢羽や美菜は関係ないだろ。



「夢羽がなんて言っても、俺とモコは友達だ」

「さすが琥太郎~!!友達できるかな~?」



これからの学校生活に期待をしまくって帰って行ったモコ。



面倒だけど行くか…。



バイクに乗り、向かったのは夢羽の家。



インターホンを押すと出迎えてくれたのは父…みたいな母。



「泣いて帰ってきたけど?お前、うちの夢羽と付き合ってながら浮気したのか?」

「してねぇよ。夢羽の勘違い。で、真相話に来た」

「部屋だから。うちのカワイイチビ、あんまり泣かせんなよ?」

「泣いたんだ…」



珍しい。



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