極悪彼氏
何も言わず食べてくれたコタロー。



あたしも食べたけど普通に食べられた。



それなりにうまかった気がする…。



あたしがお風呂に入り、ゆっくりして出た時にはコタローはソファーでウトウトしていた。



今にも寝ちゃいそうでカワイイ…。



「寝るならベッドで寝よ?」

「ん…」

「最近ちゃんと寝れてるんでしょ?」

「寝てる…」



コタローのバッテリーはどうやら切れてしまったらしい。



眠そうにリビングからベッドルームへ移動してお布団の中。



寒くなったからくっつく。



腕枕してくれるコタローに抱き枕のように抱きしめられて。



「おやすみ」

「ん~…」



目を閉じたコタローの胸に顔を押しつけて。



大好き…。



甘いコタローも、不思議なコタローも。



大好きだよ。



一生この腕から抜け出したくない。



「コタロー…」

「なんだよピー…」

「好き…大好きぃ…」

「知ってる、俺も好きだ…」



ヤバい、興奮して寝れないかも…。



< 310 / 480 >

この作品をシェア

pagetop