極悪彼氏
【琥太郎】
マジでくんなよ…。
ついでとはいえ、娘の彼氏の授業参観だぞ…。
「この問題わかる人~」
チラッと夢羽母を見たら指で黒板をさされた。
俺にやれって言ってんのか!?
見なかったことにしよう。
「誰もいないのか~?緊張しないでいいんだぞ~」
数学教師のここぞとばかりの冗談は当たり前のように空回り。
今日に限って応用なんかやりやがって、全員わかってねぇんだよ。
バカか。
「はいは~い!!」
「はい!!誰かのお母さん!!」
「コタローが解きま~す」
「小田切君の保護者でしたか!!じゃあ期待に応えなきゃな~」
ふざけんなジジィ!!
保護者じゃねぇし!!
チョークを持ってきた教師はムカつく顔で俺の返事を待っている。
いつもならふざけるなと言って教室を出るだろう。
だけど今はあの最強母ちゃんが期待の眼差しで俺を見てやがる!!
「わかんないならわかんないって言っていいぞ~」
「わかるっつーの…」
やってやるよ。
マジでくんなよ…。
ついでとはいえ、娘の彼氏の授業参観だぞ…。
「この問題わかる人~」
チラッと夢羽母を見たら指で黒板をさされた。
俺にやれって言ってんのか!?
見なかったことにしよう。
「誰もいないのか~?緊張しないでいいんだぞ~」
数学教師のここぞとばかりの冗談は当たり前のように空回り。
今日に限って応用なんかやりやがって、全員わかってねぇんだよ。
バカか。
「はいは~い!!」
「はい!!誰かのお母さん!!」
「コタローが解きま~す」
「小田切君の保護者でしたか!!じゃあ期待に応えなきゃな~」
ふざけんなジジィ!!
保護者じゃねぇし!!
チョークを持ってきた教師はムカつく顔で俺の返事を待っている。
いつもならふざけるなと言って教室を出るだろう。
だけど今はあの最強母ちゃんが期待の眼差しで俺を見てやがる!!
「わかんないならわかんないって言っていいぞ~」
「わかるっつーの…」
やってやるよ。