極悪彼氏
食材を冷蔵庫に入れてからコタローの隣に座った。



背中に回ってきた腕に引き寄せられて。



「テレビで見るよりカッコイイよ、コタロー」

「なんだよソレ」

「テレビなんかに出てるから芸能人みたいなんだもん。実は不良のくせにさ」

「真面目だろ、俺」

「悪い方に真面目」

「会いたかった…」



そう言ってキス…。



頭おかしくなりそう…。



あのコタローが会いたかったって…。



抱きつくからっ!!



キスした後は座るコタローに絡みついていた。



ダメ。



大好きだぁぁぁぁ!!



「ぶっちゃけ食いてぇんだけど」

「すき焼き?」

「お前」

「はぅっ!!ダメでしょ…。京様がいらっしゃる…」

「部屋行くぞ」



強引に連れて行かれたコタローのベッドルーム。



ベッドに座るあたしを後ろから抱きしめるコタロー。



心臓が痛いんです~…。



きゅんが止まらない…。



「なぁ、する?」

「しないってば…」

「ヤりてぇ」



耳元やめてっ!!



溶けるからね!!



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