極悪彼氏
めんどくせぇ…。
「言い訳すんのも面倒だ。真実にするか」
「えっ!?えっ!?えぇぇぇぇっ!?」
「大丈夫だ、今女いるし」
「どういう大丈夫!?」
「彼女だとは思われねぇだろってこと」
「それはイケないこと!!お兄ちゃんは渚ちゃん一筋だったもん!!」
「あの威勢はどうした」
「あれは頑張ってたんだもんっ!!本当はオシッコ漏らすくらい怖かったんだよ…」
昨日とは別人だな。
かなり女になってんじゃん。
さっき噛みついた首に噛み痕ができていて、何気なくそれを触った。
真っ赤な顔で眉間にシワ。
「いてぇの?」
「痛…い…。噛みちぎられるかと思った…」
「やっぱりお前の目、想羽さんに似てんな」
自然と緩んだ口元に気づいたのは、コイツが茹で蛸みたいに真っ赤っかになってから。
久しぶりに頬の筋肉使った気分…。
「コタロー、キレイだね…」
「あ?」
「顔だけはいいってお兄ちゃんが言ってた」
「想羽さん…」
妹に何言ってんだよ…。
「言い訳すんのも面倒だ。真実にするか」
「えっ!?えっ!?えぇぇぇぇっ!?」
「大丈夫だ、今女いるし」
「どういう大丈夫!?」
「彼女だとは思われねぇだろってこと」
「それはイケないこと!!お兄ちゃんは渚ちゃん一筋だったもん!!」
「あの威勢はどうした」
「あれは頑張ってたんだもんっ!!本当はオシッコ漏らすくらい怖かったんだよ…」
昨日とは別人だな。
かなり女になってんじゃん。
さっき噛みついた首に噛み痕ができていて、何気なくそれを触った。
真っ赤な顔で眉間にシワ。
「いてぇの?」
「痛…い…。噛みちぎられるかと思った…」
「やっぱりお前の目、想羽さんに似てんな」
自然と緩んだ口元に気づいたのは、コイツが茹で蛸みたいに真っ赤っかになってから。
久しぶりに頬の筋肉使った気分…。
「コタロー、キレイだね…」
「あ?」
「顔だけはいいってお兄ちゃんが言ってた」
「想羽さん…」
妹に何言ってんだよ…。