極悪彼氏
穏やかで冷静で、バカだけどまっすぐなカケル。
期待してたのに最近はめっきり姿を見せない。
久しぶりにかけた召集。
やってきたカケルを隣に座らせた。
「騙されてんぞ」
「そんなことないっス!!」
「信じたくねぇだけだろ。お前、バカじゃねぇんだから目ぇ覚ましてしっかり現実見ろ」
「小田切さんに言われたくないっスね」
「ケンカ売ってんのか?」
「騙されてるって、なんでわかんスか」
「貢ぎすぎ。何も与えねぇで自分の目でちゃんとみとけよ」
「女ひとり守れてねぇヤツに言われたくねぇよ」
「何だとコラ…」
「本当のことだろ。アイツが学校やめたのだって、連絡とれなくなったのだって、全部あんたのせいじゃねぇか」
いつからそんな偉そうなこと言えるようになったんだよ。
今の俺に爆弾投下しやがって。
「んなことテメーに言われなくたって俺がいちばんわかってんだよ!!」
「だったら何とかしろよ!!」
「できるならやってんだよ!!ナメた口ききやがって…マジ…地獄見せてやるよ」
今の俺、もがいて足掻いて、そして手詰まり。
期待してたのに最近はめっきり姿を見せない。
久しぶりにかけた召集。
やってきたカケルを隣に座らせた。
「騙されてんぞ」
「そんなことないっス!!」
「信じたくねぇだけだろ。お前、バカじゃねぇんだから目ぇ覚ましてしっかり現実見ろ」
「小田切さんに言われたくないっスね」
「ケンカ売ってんのか?」
「騙されてるって、なんでわかんスか」
「貢ぎすぎ。何も与えねぇで自分の目でちゃんとみとけよ」
「女ひとり守れてねぇヤツに言われたくねぇよ」
「何だとコラ…」
「本当のことだろ。アイツが学校やめたのだって、連絡とれなくなったのだって、全部あんたのせいじゃねぇか」
いつからそんな偉そうなこと言えるようになったんだよ。
今の俺に爆弾投下しやがって。
「んなことテメーに言われなくたって俺がいちばんわかってんだよ!!」
「だったら何とかしろよ!!」
「できるならやってんだよ!!ナメた口ききやがって…マジ…地獄見せてやるよ」
今の俺、もがいて足掻いて、そして手詰まり。