極悪彼氏
イケないことなのに、あたしのために怒ってくれたことが嬉しくて。
黙ってしまったあたしに、コタローは不機嫌な顔で近づいてきた。
「うおっ!!今の音ってコレか!!」
「カケル…」
「小田切さん!?なんでいるんスか!!まさか…小田切さんが…?」
「カケチン!!肝心なときにいないんじゃん!!」
「何があったんだよ!!」
「話はまた後で!!」
グイッとあたしを引っ張って、コタローは自分勝手に進んで行く。
教室に人が少なくてよかった…。
たぶんケガした人もいなかったみたいだし…。
「コタロー…」
「なんだよ」
「ありがとう…」
「何が」
「あたしなんかの為に…怒ってくれて…」
「誰がお前のために?」
「えっ!?違うの!?」
「学校休まれたら寝れねぇ」
そういうことですか…。
期待しちゃったじゃんか!!
「また寝てないの?」
「寝てる」
「じゃあ眠くないんじゃない!?」
「トータル2時間弱」
「うん、寝ようか」
あたしの負け…。
黙ってしまったあたしに、コタローは不機嫌な顔で近づいてきた。
「うおっ!!今の音ってコレか!!」
「カケル…」
「小田切さん!?なんでいるんスか!!まさか…小田切さんが…?」
「カケチン!!肝心なときにいないんじゃん!!」
「何があったんだよ!!」
「話はまた後で!!」
グイッとあたしを引っ張って、コタローは自分勝手に進んで行く。
教室に人が少なくてよかった…。
たぶんケガした人もいなかったみたいだし…。
「コタロー…」
「なんだよ」
「ありがとう…」
「何が」
「あたしなんかの為に…怒ってくれて…」
「誰がお前のために?」
「えっ!?違うの!?」
「学校休まれたら寝れねぇ」
そういうことですか…。
期待しちゃったじゃんか!!
「また寝てないの?」
「寝てる」
「じゃあ眠くないんじゃない!?」
「トータル2時間弱」
「うん、寝ようか」
あたしの負け…。