極悪彼氏
【琥太郎】
最近夢羽がおかしい。
俺から逃げている。
なぜか前よりは眠れるようになった俺でも、ゆっくり寝たい日はあるってもんだ。
なので集まった20人ほどの仲間。
「アイツ捕まえて来い」
「鬼ごっこっスね!!」
とにかく捕まえてきたら褒めてやろう。
そう思った。
「あっ、小田切さん。ムー、今日休みです」
「あ!?」
「風邪とか聞きましたけど」
信じらんねぇ。
アイツ、学校に来てねぇのかよ。
「昨日プールに落とされたからじゃねぇの?」
「マジかよ。女ってひでぇよな~」
「前の日はビッチャビチャで廊下歩いてたしな」
何やられてんだよ。
バカか。
「コタちゃんさぁ、最近ムー依存症だよね」
「依存…?」
「ムーに彼氏とかできたらどうすんの?」
「どんな意味だよ。アイツは俺んだろ」
「あんなに顔いいんだよ?もしかしたらすでにいるかもしれないじゃん。本当はコタちゃん、彼氏じゃないんでしょ?」
さすがイズル。
最近夢羽がおかしい。
俺から逃げている。
なぜか前よりは眠れるようになった俺でも、ゆっくり寝たい日はあるってもんだ。
なので集まった20人ほどの仲間。
「アイツ捕まえて来い」
「鬼ごっこっスね!!」
とにかく捕まえてきたら褒めてやろう。
そう思った。
「あっ、小田切さん。ムー、今日休みです」
「あ!?」
「風邪とか聞きましたけど」
信じらんねぇ。
アイツ、学校に来てねぇのかよ。
「昨日プールに落とされたからじゃねぇの?」
「マジかよ。女ってひでぇよな~」
「前の日はビッチャビチャで廊下歩いてたしな」
何やられてんだよ。
バカか。
「コタちゃんさぁ、最近ムー依存症だよね」
「依存…?」
「ムーに彼氏とかできたらどうすんの?」
「どんな意味だよ。アイツは俺んだろ」
「あんなに顔いいんだよ?もしかしたらすでにいるかもしれないじゃん。本当はコタちゃん、彼氏じゃないんでしょ?」
さすがイズル。