傷口に舌を



ぞくりとした傷みとともに、何とも言えない疼きが膝裏から広がる。


「りゅ、琉っ!」


琉は私の静止も聞かず、そのまま傷口に舌を這わせた。


柔らかな舌の、それでいてざらりとした感触が、


指とは違う刺激を与える。



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