Sweet bitter
北山カナ、恋の憂鬱
「――別れよう」
あたしは持っていたティーカップを落としそうになった。
今、なんて…?
「え、ちょっと…隼斗……嘘でしょ?変な冗談やめてよ」
「冗談じゃねぇよ。本気だ。別れてくれ」
「……そんな…」
あたしはカツンとティーカップを置いた。
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