Sweet bitter
「このまま俺の部屋でいいよな?」
耳元で囁かれて、あたしは顔を赤くした。
「嫌なんて…言わないよな?」
「ぁ……」
脚をゆっくり撫でられて、ビクリと体が反応する。
「どうなの?」
ツー…と鎖骨を舐められ、背中が仰け反る。
「い、行くっ…葵衣さんの…部屋に……あっ」
そう言った瞬間、胸を掴まれてあたしは甘い声を漏らす。
葵衣さんは満足そうに微笑み、
「いい子だ」
と甘く囁いた……。