私のそっくりな彼氏
そして明日はその日曜日。
あたしは今、明日着ていく服が決まらず、悩んでいます…。
だって瞬綺の趣味なんてあんまりよく分かんないんだもんっ…。可愛い系なのかきれい系なのか…。うぅ…迷う。
もう!!!
考えている間にもう夜中の三時を回っていた。
仕方ない、自分らしい服装で行こう!っと決まったのは、それから30分後だった。
ピピッピピィ――!!!!
はっ!!!
今何時!!!??
9時30分……?
瞬綺との待ち合わせは確か9時30分…
ああああ!!!!
やばいすっごい寝坊したぁあぁあ!!!!!!!
―――――――――――――
遅い。
もう10時だぞ。来る気配がまったくもってない。
張り切って1時間前に来たのはいいものの、紗和が来る気配がない。
ピピッピピッ
ん?メール?
紗和か………?
………なんだよ。原田兄じゃねーか。
『紗和が昨日夜中の3時30分までずぅーっと、服悩んでたよ( ̄∀ ̄)なんかさっきいろいろ叫んで出てったけど。ごめんねぇ`ω´んじゃ俺の大事な大事な妹をよろしく♪………P.S.変なことするなよ。したら殺してくれるから覚悟しろ。兄より』
ゾワッ!
なんか急に寒気が…
殺気か?
まぁ何もしないで帰らせるわけねーだろって。
「…夜中の3時30分まで服選んでたって……………かわいすぎるだろ…/////」
なに赤くなってるんだ俺は…
―――――――――――――
待っててくれてるかな…
急ごう!!!
時計塔の所に目立たないようにしているっていってたな…
あっもしかしてあれかな…
うん絶対そうだ!!!!
「おーーい!!!ごめんなさい!!!!」
ん?反応がない?
もしかして間違った!!!??
「…あのぉ…」
やっぱり瞬綺だ。
でもなんか顔赤い?
もしかして待たせすぎて風邪ひかせちゃた!?
「待たせてごめんなさい。大丈夫?…顔あかいよ?」
「!?…あっえっと今来たのか…」
「うん。あの大丈夫?」
「大丈夫だよ。それより待たせた分のお仕置きはしてやるから覚悟しとけよ。」
「?どういう意味かよく分かんないよ?」
「こういう事♪」
!!!???
キスだ…しかも今までとは全然違う…
「…んっ…はぁ…」
やばい人いるのに…
「んっ…瞬…綺…人見てるから…はな…して…」
瞬綺は満足気な顔してあたしをはなした。