【番外編】鬼に愛された女【白雲編】
「悪いがあんたに付き合ってる暇はない。あんたの父親からこの仕事を頼まれたんだ」
麗美の前に、どすんと斧を落とす
麗美は怯むことなく俺にこう言ってきた
「で?……まぁ、そのことは私が言っといてあげるわ。だからほら、早く着いてきなさい」
目を細めて俺を見てから、そのまま振り向くことなく歩き出した
俺と刀勝負?
面白い……
受けて立ってやるよ
俺は仕事をほったらかしにして、麗美について行った