【番外編】鬼に愛された女【白雲編】


そして読み通りに麗美はそうしてきた


俺は簡単によけ、麗美の背後に立ってこいつの刀を投げ払った


「あっ!」


間抜けな声を出して麗美は、飛んでいった刀を目で追う


「その程度かよ」


つまらなさそうに俺は刀を鞘に収めた


少しくらいは楽しめると思ったんだがな


借りていた刀を麗美に返す


「じゃ、俺は戻る」


「待ちなさい!」


歩き出した俺を麗美が引き止める


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