【番外編】鬼に愛された女【白雲編】
「なんだ?」
「あなた、元人の鬼でしょう?人の時はなにをしていたのよ?どうしてこんなに強いのよ」
しょうもないことを聞く女だな
「別に。普通の人だったが?」
「そんなはずはないわ!ならどうしてこんなに強いのよ」
ふーっと、ため息をつくと、俺はその場に座り込んだ
「鬼化してから、自分の身を守るために刀を使うようになったんだ」
なんでこんなことをこいつに話さなくてはいけないんだ?
不満をもちながらも、自分の過去を話し出した