【番外編】鬼に愛された女【白雲編】


「おや?来たようだな」

玄二が視線をおくる方を見ると、屋敷の主と麗美が立っていた


「こ、こやつを連れて行くとは、本当ですか?」

「連れて行くぞ。なんだ?不満か?」


「いえ。……なら明日まで待ってください。お願いします」


「なに?……まぁ、いいだろう。明日また来る」

膝に手を当て、ゆっくりと立ち上がる



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