【番外編】鬼に愛された女【白雲編】


まるで呪われているみたいだな


「……俺のことはどうでもいいだろ。早く森に帰るぞ」


強く手首を掴んで森へと帰る


森の入り口には、玄二が立っていた


「戻ったか……」


「老長!なぜ俺の女を殺させた!?」


今まで静かだった男が騒ぎ始める


玄二を殺すかもしれない男を、俺は必死になって動きを止める



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