【番外編】鬼に愛された女【白雲編】


「ん?そいつは誰だ?」

俺に気づいたらしく、玄二に俺のことを尋ねてきた


「こやつは今、鬼神院で用心棒をしている鬼じゃ」


「へー」


失礼なくらいにこちらをじろじろと見てくる


「はじめまして。魁といいます」


一応挨拶をしておく


鬼は嫌いだが、こいつは鬼の頭なんだからな


「どうも。俺は百鬼神威。これでも鬼の頭領だ」



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