【番外編】鬼に愛された女【白雲編】
「そうか……。それは残念だ。でも、来たくなったらいつでも来い」
俺の肩を軽く叩いて、神威はどこかに言ってしまった
俺は今、どうしたいんだ?
興味はある
だが鬼神院には借りがある
「俺は……」
「魁。そなたは神威のところに行くがいい」
どこかに行っていた玄二が俺の視界に入ってきて、突然そう言ってきた
「なんだと?何故だ?何を企んでいる?」
冷めた目で玄二を見ると、玄二はニヤニヤし始めた