【番外編】鬼に愛された女【白雲編】
「あやつには前から日誌を書いて
提出するように言ってあるんだが
全く出さん。それに今だに誰かを娶る気配すらない」
「それで?まさかあいつを見張れと?」
「そうだ。頼む魁。行ってくれないか?」
玄二の頼み
きかないはずがない
「わかった。行く」
これで良いのかもしれない
百鬼家には行きたいが、鬼神院とのつながりもほしかった
「じゃ、俺は神威のとこに行く」
俺は振り返ることなく、神威を捜して歩き出した