【番外編】鬼に愛された女【白雲編】


「ありがたくちょうだいさせてもらう」


軽く頭を下げると、満足そうな声が聞こえてきた

「よし。今日からお前はこの屋敷の者だ。……だが、何をしてもらおうか」


考えている神威に、俺はこう言った


「あんたの側近になりたい」


「側近?俺は構わないが……」


神威の声が小さくなる


理由は簡単だ


俺が元人だからだ




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