【番外編】鬼に愛された女【白雲編】


「ふんっ。まぁいい。ではさっそく働いてもらうぞ。まずはこの薪を切れ。よいな?」


「……はい」


返事をすれば、男は不愉快っと言わんばかりの顔をして立ち去った


ムカつく野郎だ


不満を隠せていない魁は、ぶつぶつと文句を言いながらも薪を切る


今日からここに住めるのだろうか?


不安だけが魁の心を支配する



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