【番外編】鬼に愛された女【白雲編】


「ねぇ、あんた。あんたが新入りの鬼?」


突然誰かに呼び止められた


振り向くと、地味な服装の女が立っていた


俺とあまり年の変わらないようだ


女は腰に手をあて、顎で俺をさす


たしかこの屋敷の姫


名前は確か……


「麗美(れいみ)様……。なんでしょうか?」


……めんどくせぇな



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