ライアー ラブ
第一章

教育実習

小さな不安と、大きな期待が胸を膨らます。 


6月の梅雨入り前の朝。
少しだけ暑い。
でも、湿度の低いカラッとした暑さ。 

気持ちいい。 

いつもと違う服が、少しだけ重いけど、天気の良さに低いテンションは弾けとぶ。 


今日はスーツ。 
一応グレイの地味目のスーツ。 
でも、少しだけ丈は短めにした。 


高いヒールで足を鳴らして、あたしは『学校』に向かう。

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