【番外編】鬼に愛された女【鋼編】


「ん……。お前ら、誰だ?」


目をこすって俺たちを見下ろす少年


俺より少し年上に見える

漆黒の瞳に漆黒の髪


俺と同じ、くせのある髪

そして、真っ白の肌


「俺たちは次期頭領をお守りするためにここに参りました」


「あっそう……。でも残念だな。俺はその次期頭領じゃねぇよ」


頭をかきながら身体を起こし、木から飛び降りた


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