【番外編】鬼に愛された女【鋼編】
「本当ですか?ではあなたは一体……」
俺は近江を降ろしてこの少年に尋ねる
「俺は、女房の息子だ」
あくびをしながらそう言ってきた
「……そうですか。では、次期頭領はどこに?」
「知らない。なぁ、お前。年はいくつだ?」
「……二十です」
俺の妖怪での年は、二十はいった
「そうか。俺の方が年上だな。にしても、背が低いな」
少年は、俺が一番気にしていることを言ってくる
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